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学校長ご挨拶
本校の生徒達には苦手なことがたくさんあります。苦手なことを改善することもすごく大切ですが、苦手なことが安心して苦手なままでいれることもまた大切だと思えてなりません。
本校の生徒達にしかない素敵な面もたくさんあるのです。
本校の生徒達は、私のことを「校長ちゃん」と呼んでくれます。一般の感覚で語るなら、
ひょっとしたらそれはとても失礼なことなのかもしれません。しかし、私はそう呼ばれる度に、生徒のことが愛しくて愛しくてたまらなくなってしまいます。こんな幸せな感情は、日常生活ではなかなか味わえません。こんな幸せな感情をこの丘だけのことで終わらせるのは本当にもったいない…本校の生徒達はこんな小さな幸福を社会に広げる天使のような存在なのです。
「できないことを嘆くより、できていることを認め合う」
本校が一番大切にしている考え方です。苦労をたくさん経験してきた生徒達ですが、立花高校は彼らに光をあてようとするよりも、彼らに光そのものになって欲しいと願っています。
立花高校の生徒達が光となって世の中をおおらかに変えていく。君は君のままでいいんだよ。
まだ見ぬ本校を求めるたくさんの涙に、私は胸を張ってそう伝えたいです。
学校法人 立花学園
立花高等学校 校長
齋藤 眞人
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